『銀色 完全版』 振り返り(超うろ覚え)
こんばんは、codeです。
だいぶお久しぶりになってしまいました……。
今回はかなり前にクリアしたのでうろ覚えではありますが、『銀色 完全版』のレビューをさくっとさせて頂きます。
この作品はね、ねーちんのインパクトが強すぎるんですよね。
というわけで、以下ネタバレを含みますのでご注意くださいませ。
はい、OPの雰囲気からして暗いですね!(褒めてる)
でも怖いゲームではないです。ある意味怖いところはあるけれど。
鬱ゲー兼泣きゲーというありがちなアレです。大好きですねこういうの。
いや、できれば泣きだけでいいんですけども(笑)
~1章~
廓から逃げ出したヒロインと夜盗をしたり色々荒んでいる主人公のお話。
一人ぼっちの人間が二人ぼっちになり、苦しい中でもお互いを思い合う王道的なお話ですが、二人の心の変化や生きることに対する思いを通して、陰の世界で生きている人間にも目を向けさせてくれるお話だったと思います。
「生きた証を残したい」。これはきっと誰もが心の底では思っていることなのではないかな。
自分に名前があって、誰かに呼んでもらえること。それがどれだけ幸せかということについても考えさせられました。それだけでも、自分という存在を認められていることになるのですから。
~2章~
地方領主の息子の主人公と、神社の巫女のヒロインのお話。
狭霧ちゃん、あなた良い子すぎるんだよ…!
ヒロインの中では一番幸せになって欲しかったかも。自分の恋愛よりも「みんなを守ること」が願いだったなんて…。
どうしてあんなに笑顔で身を差し出せるの?どうして…(;д;)
でも、「たまにでも思い出して下さい」ってことは、主人公の心に自分の存在が残ることが願いだったとも考えられるな…。
~3章~
はい!大好きなお話です!
元祖ヤンデレこと佐々井夕奈様のご登場であります。
あ、洋食屋を営んでいる姉妹(ヒロイン)と客の主人公のお話です。
私はヤンデレキャラが好きなのでヘラヘラしながら読んでいましたが、無理な人にとっては相当きついお話かも。きっと怖いと思う。
夕奈ねーちんの罵り文句は過激すぎてもはや痛快なレベルです。理不尽すぎて逆に笑えてくることも。怪我は気合で治るものじゃないでしょうwww
というか朝奈ちゃん被害者面してるけどあなたがそもそも悪いじゃん。努力の方向性がおかしいんだよ…いや一番悪いのは主人公なんだけれども。
School Daysの世界と言葉様に通じるものを感じました。
ねーちんの最期のセリフには泣いた…。本当はとてもとても優しくて妹思いなお姉さんなんです。
もしねーちんに興味がございましたらこちらをどうぞ。
~4章~
現代と過去を行ったり来たりなお話。無印はこれが最終章なんですかね。
銀糸って何?というところのお話ですね。
…いや、本当ごめんなさい。3章のインパクトが強すぎてあまり内容を覚えていない…。
時間があれば読みなおします。
~5章~
1章の名無しちゃんに関するお話とか。あの子は謎に包まれていたので、ここで複線の回収をするのか、ふむふむ…と思いました。
しかしホントに救いがない。1章も鬱だけど、5章もかなりのもの。
ただ、その分泣けるポイントも多いです。今までのヒロインたちの言葉が聞こえる場面とか、ティッシュの消費量が(T_T)
銀糸が消えて幸せになったヒロインたちの描写も…うっ…(;ω;)
最後の最後に救いがあって良かった…。
はい、常に重い話ではあるのですが、ただの鬱ゲーではないです。
オマケもあるしね。ねこねこ名物。
あとBGMも雰囲気にピッタリなんです。オルゴールの曲いいですよね。
では最後に、
この裏切り者っ!
それでは。
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五条楽園探訪記@京都
こんにちは、codeです。
御無沙汰しております。
最近はなんやかんや忙しく、なかなかゲームに手を付けられない状況です(´・ω・`)
現在一応は「Purely~その狭い青空を見上げて~」と「PARA-SOL」を同時進行で進めているところです。
クリアしましたらまたレビューを書こうかなと思っております。
というわけで、タイトルに戻りましょうか。
今回はゲーム関連の記事ではないのですが、昨夏に京都の旧遊郭・赤線街「(旧)五条楽園」を歩いた時の写真を淡々と(?)UPしていこうと思います。
前回の投稿が「赤線街路レビュー」だったので、ちょうど良いタイミングかなー、と思いまして。
この土地の詳細については、五条楽園 - Wikipediaに詳しく書かれておりますので、ここでは省略します。
では、いざ潜入!
まず、五条楽園といえば外せないこちらの建物
外国人観光客に大人気と噂の「宿や平岩」さんです。
私も2泊過ごさせて頂きましたが、日本人の宿泊客は一人もいなかったような…?
お部屋も接客も大変素晴らしく、素敵な時間を過ごさせて頂きました。
平岩さんの詳細・宿泊のご予約はこちら→宿や平岩 - 京都五条、元遊郭の風情と佇まいをそのまま残した純和風旅館
その「宿や平岩」さんの隣にある建物
旧「高君楼」?(三友楼説もあり)
灯りがついていたので、何かに使われている(もしくはどなたか住んでらっしゃる?)ようですね。
中から数名の男性が談笑している声も聞こえました。
まだ「お茶屋」の看板が残っています。
右側の小さな神社が印象的です。
緑のテントがボロボロになってしまっているのがもの悲しいです。
屋号がそのまま残っています。
恐らく五条楽園一有名であろうカフェー建築、旧「新みかさ」
ロッククライミングできそう?
立派な唐破風の旧「梅鉢」
元お茶屋の「八千代」さん。
現在は飲食店だったような気がします。(違ったらすみません)
上手く撮れませんでしたが月とうさぎ(餅つき中)。かわいい。
上手い。京都って感じですね。
かつて芸妓さんの稽古場だった建物。
今でも地域の活動に使われているそうです。
ここからは気になった建物をぺたぺたと。
では最後に、知る人ぞ知る人あの建物を紹介してお別れしようかと思います。
どどん。
旧「本家三友」。圧巻の迫力です。
見つけたときの感動と言ったらもう…。
「三友楼」
噂通り二友になっていました。(笑)
おまけ:夜の鴨川と高瀬川
五条楽園、とてもとても静かで落ち着いた場所でした。まさに「夢のあと」といった感じでしょうか。
私の地元にはこのような建物は残っていないので、終始感動の嵐でしたね。
またいつか、ゆっくりお散歩したいです。
では、ここまでお読み頂きありがとうございました。
今度はいつも通りレビュー記事でお会いしましょう!
『赤線街路』 振り返り
皆様こんにちは。
いよいよ夏らしくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は夏とは全く関係ありませんが、『赤線街路~昭和33年の初雪~』という作品のレビューを書いていこうと思います。
そもそも赤線って何?という方も多いかも知れませんね。赤線とは1958年以前に政府公認で売春が行われていた地域を言います。つまり遊郭です。
赤線の他にも、非公認の青線や白線などどいった地域があったそうですが、ここでの説明は省かせて頂きます。
この作品を簡単に表すと、母を探して赤線街へとやってきた主人公の成長物語といったところでしょうか。
物語の序盤は主人公のあまりにお子様な言動にイライラさせられることもしばしばでしたが、話が進んでいくにつれてだんだんと自分の置かれている状況、そして周りの人々の想いに気がつくようになり、立派な大人へと成長していきます。
プレイヤー=主人公ではなく、プレイヤーはあくまで主人公を見守るという形になっているところがこの作品のひとつの特徴でもあるように思いました。
・個別ルートについて
この作品は共通ルートが大半を占めているので、せっかくそれぞれ個性的なヒロインが揃っているのに勿体無いと思ってしまいました。
~静枝~
物静かで面倒見の良い優しい女性です。
同性の私から見ても大変魅力的だと思ってしまいました。
一見何でも完璧にこなしてしまいそうな印象ですが、実は不器用というギャップがたまりません。
何でも一人で抱え込んでしまうタイプで、本人はそれをうまく隠しているつもりなのでしょうが周囲にはバレバレ。年下の楓香でさえも常に静枝さんを気にかけて心配しているという…。
そんな側にいて守ってあげたくなるような儚さも持ち合わせています。これ以上は強烈なネタバレになるので何も言いません。
~千尋~
この作品は静枝さんをやたらプッシュしているような感じが否めないですが、千尋さんも負けないくらい魅力的です。
大人の魅力をプンプン漂わせている強い女性、と見せかけて子供っぽいところもあったりします。だがそこがいい!
ちなみに、個人的には3人のヒロインの中で一番人間臭いような印象を受けました。
鳥籠シーン(挿入歌の「鳥籠に見た夢」が流れるシーン)でボロボロ泣いていたところなんかはグッときましたね。思わず一緒に泣いてしまいました…(T_T)
~楓香~
君は強い!いい子だ!!
3人の中では一番年下のくせに(と言っては失礼ですが)一番強くて真っ直ぐな少女です。
プレイした方の中には彼女の真っ直ぐさに胸を打たれた方も多いのではないでしょうか。
静枝さんをあんなに真剣に怒れるのは彼女しかいないです。
他の2人と違い、楓香は「何も知らない」。それゆえ素直に行動できるのだと思います。知識や経験があることが必ずしも良いということではない、そんなことを私たちプレイヤーに訴えかけてくるようなシナリオだったように思います。
メインヒロインたち以外でも、脇役の男キャラが非常に良い味を出していました。
卓さんはもちろん、平間さんの格好良さと言ったらもう…。
初めのうちはただのエロオヤジだと思っていましたが、今となっては土下座したいくらいです。本当にすみませんでした。
この作品はタイトル通り遊郭のお話なのですが、それに反してひたすら純粋で美しいストーリーとなっています。
ですので、寝とられなどを期待する方にはあまりおすすめできません…。
お客さんとの行為も全体を通して一度だけですしね。
ですが、古き良き昭和のノスタルジックな雰囲気が好きな方には全力でお勧めしたい作品です。古い言葉も辞書で解説してくれるので、赤線の歴史を知る読み物としてもGOOD!
元々遊郭建築が好きで赤線に興味を持っていた私にとっては、まさにドンピシャリな作品でした。街並みのグラフィックなんかもとても素敵でしたね。
埋もれているのが本当に、本当にもったいない!!
また、BGMの出来も非常に良かったです。
特に挿入歌の「鳥籠に見た夢」は、ゲームの内容抜きにしても生きる上での大切なことに気付かせてくれる名曲だと思います。
その他のBGMも奥行きのある素敵な曲ばかりで、サントラが付いていて本当に良かった…と思ったくらいです。
オープニングの「ドリームライダー」については、最初は作品の雰囲気とは正反対じゃないか!と思ってしまいましたが、クリア後に聴くと「ああ、なるほどな」という感じでした。
ちなみに修正パッチに関してですが、我が家のPC(Windows7 Home Premium)では適用しても意味がありませんでした。
まあOPムービーが反転すること以外特にプレイに支障はないのですが。
PCだけでなくDVD-PG版も出ているそうなので、興味を持たれた方は一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
では、ここまでお読み頂きありがとうございました。
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『もしも明日が晴れならば』 振り返り
早速ですが、名作と名高い『もしも明日が晴れならば』のレビューを書いていこうと思います。
もしも明日が晴れならば OP 『 もしも明日が晴れならば 』
実は体験版の時点でボロ泣きでした。しかし本編の破壊力はそれ以上に凄まじかったです。特に4章…!!
共通シーンをそのまますっ飛ばすことができなかったので、同じシーンを計4回見たわけですが、展開がわかっているのに毎回号泣してしまうというww
他の共通ルートももちろんボロボロ泣きましたが、4章は格別です。
今思い出すだけでも泣けます。
ただ、その後の4.5章はいただけない!!
某批評空間のコメントにもありましたが、主人公が完全に伊藤誠化していました。
とはいえギャグパートとしてはなかなか良かったと思います。
明穂のセリフがいちいち面白かったですww
個別ルートに関しても少し。(多少ネタバレ要素が入ってくるので注意です。)
~明穂~
メインヒロインだけにやはりガンガン泣かせにきてくれました。
そしてとにかく声優さんの演技力が素晴らしくて終始感心させられました(泣)
ただやはり最後はどうなのかなーと思ってしまいましたね。そりゃあ二度と会えないよりは良いんでしょうけども…。
それとやはり後半の主人公の言い方はちょっとないなぁー。
彼なりに頑張って考えた結果であろうことは理解できるのですが、言い方ってもんがあるでしょー(´・ω・)
~つばさ~
個人的には泣きというより鬱要素が強すぎた…。
そりゃあ泣けるところはあるんです。海に行くところとか特に。
しかしやはり全体的に暗い感じがして、自分としてはあまり好きにはなれませんでした。
つばさは何でも頑張りすぎちゃって逆にダメになってしまうタイプなので、きっと自分の良い所が見えていないんですよね。
エンディング後はもう少し自分を大切にしてあげられるようになったのだろうか?
なんて少し気になってしまいました。
~千早~
この子は好き嫌い分かれるだろうなーというのが一番の感想です。
自分はああいう素直でかわいい子は大好きなので完全にツボでしたがね!
アイス食べ放題のスイーツビュッフェに連れて行ってあげたいです…。
もしらばの登場人物の中では一番の苦労人と言っても過言ではなく、ずっと一人で頑張ってきた千早ちゃん。
こういう言い方をするのは良くないですが、嫉妬を抑えきれずに明穂を呪ってしまったのはある意味仕方なかったのではないかと思います。(明穂ファンの皆様ごめんなさい。自分も明穂は大好きです。)
2章を読んだだけでは解けない謎が複数あるので、キャラが受け付けなくて避けている方にも是非プレイして頂きたいシナリオですね。
~珠美~
最初はとても苦手だったのですがね、可愛いですね…。
冷たいように見えるけど、実はとっても優しくて人間味溢れる素敵な女の子です。
強いと見せかけて本当は弱いというところも本当に人間くさいなーと思いました。
ストーリーとしては、つばさとの喧嘩のシーンがとてもグッときましたね。
色々なことからずっと逃げてばかりいたたまちゃんの目を覚まさせたつばさの言葉。
本当の親友ってこういうものだよなあとつくづく思いました。
あと、戦闘シーン格好良すぎです。そりゃあ主人公も見とれるわけですわ。
ところで同じくぱれっとさんから出ている『晴れときどきお天気雨』にもゲスト出演しているそうですね。プレイするのが俄然楽しみになってきました。
ストーリー以外の点としては、やはりミュージックが綺麗過ぎて素晴らしいの一言です。
BGMも挿入歌もどれも一級品です。個人的には雛鳥が一番好きですかね。
そしてCGはくすくすさんなので言うまでもなく素敵です。
淡い感じがたまりません。
全体を通して透き通るように綺麗なので、心が疲れている方に是非お勧めしたい作品です。
たくさん泣いてストレス解消間違いなし!です♪
ちなみにOPの「もしも明日が晴れならば」をクリア後に聞くとさらに泣けます。
ちなみにキャラの好感度としては
明穂>千早ちゃん>たまちゃん>つばさ
という感じでした。
ではでは、お読み頂きありがとうございました!